琵琶法師の毛づくろい


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ぜーくと

2016年2月2日(蚊)
先日「堀田善衛 上海日記」を読んでいたら、1945年10月13日の日記に、上海の祥徳路へ来て買った本の中に「軍人の思想」(ゼークト)というのがあって目が止まった。正確にはハンス・フォン・ゼークト著「一軍人の思想」(岩波新書,1940)らしい。ゼークトはドイツの軍人で、1934〜1935年には中国で蒋介石の軍事顧問を務めている。

このゼークトという名前は、舞台「銀河英雄伝説」でわたしが二度演じた役名と同じだ。
もちろん舞台は未来の話なので、ドイツ人のゼークトとは別人なのだが。
正確な役名はハンス・ディートリッヒ・フォン・ゼークト大将だから、ちょっと違う。

しかしまさか、堀田善衛の日記でゼークトに会えるとは思いもしなかった。それも上海の街角で。
古い友達にばったり会ったような気分かな。

堀田善衛は終戦を挟んで8月14日から10月12日まで、日記をつけていない。
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# by miminashibiwa | 2016-02-06 02:43

やつれ

2016年2月5日(饉)
先日から、活字が小さくて、いや視力が衰えていて、どうしても調べられなかった漢字があった。「窶」がそれ。電子辞書・パソコンで、部首三画の「宀」で調べ、同じく部首三画の「女」で調べたが分からない。「宀」と「女」の間が、わたしの見えなくなった目には読み取れなかったので、総画数も数える事が出来ない。漢和辞典で同じように調べても出て来ないので、半ばあきらめていたら、フト部首五画の「穴」に思いが至り、ようやく「窶」にたどり着いた。ひとに笑われるな〜。分かってみると、写真用ルーペなどに頭がいき、拡大してよくよく見てみた。なるほどな。
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# by miminashibiwa | 2016-02-06 02:29 | 耳ざわり通信

おぼとれがみ

2016年2月1日(月)
今日調べた言葉。
「遍照金剛」「利鎌」「叢雲」「蓬髪」「颯颯」「鶏こう」「瓔珞」「たなそこ」「衣通姫」「綾絹」「緞子」「螺鈿」「縫箔」「裘」「優曇華」「乱離骨灰」「寥々」「皓々」「靄」「まんじ巴」「万朶」「感状」「忠烈」「蹌踉」。漢字の読み方が分らなかったり、読めても意味が分からなかったり、意味が分かってもどんなものか分からなかったり。調べてもすでにもう、忘れている。年を取ると分る事がふえるわけではないと分かっているが、それにしても分らない。こんな言葉を使う作者は誰だ!
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# by miminashibiwa | 2016-02-02 01:11 | 耳ざわり通信

きみのゆくみちは

2016年1月30日(土)
キッド・アイラック・アート・ホールで「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト Vol.74」を観る。来月2月30日は、わたしが出演する事になっている。阿佐ヶ谷での「方丈記」差し込みチラシを持参。終わってから、その場で軽い打上げとなりワインや日本酒が出る。琵琶奏者の塩高和之さんが奥さんと来ていて、この日が塩高さんの誕生日という事が分り乾杯などあり。そのあと近くで打上げ。終電乗り遅れ、久々にぷらぷら歩く。雪でなくて良かった。かえりみちはとおかった。

昨日の打ち上げに、小泉堯史監督・黒澤明脚本「雨あがる」で、音楽の佐藤勝さんの手伝いをしたという人がいて驚いた。わたしも出演しているのでつい嬉しくなり、何度か握手を交わす。

わたしが中学生の時に流行ったブロードサイド・フォーの「 若者たち」は佐藤勝さんの作曲で、黒澤明監督の長男で「雨あがる」のプロデューサー黒澤久雄さんが歌っていた。1999年に亡くなった佐藤勝さんのお別れ会の時、ブロードサイド・フォー が「若者たち」を演奏し、私たちも一緒に歌った。この時「君のゆく道は果てしなく遠い」の歌詞が、亡くなった佐藤勝さんや年を取った列席者が、若いとき見た夢と自分がして来た仕事を振り返っているように聞こえたり、「君のあの人は今はもういない」と言う歌詞は、恋人ではなく、亡くなったり会わなくなった先生や師やお世話になった人を指しているように聞こえた。青年が見る未来ではなく、人生を振り返る逆から見た世界に思えて、興味深く覚えている。
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# by miminashibiwa | 2016-02-01 01:20 | 耳ざわり通信

しゅうさん

2016年1月28日(木)
両国のシアターXに、「TOC TOC」という芝居を観に行く。
なんと受付で、石澤秀二先生にばったり。桐朋学園演劇科の先生であり、青年座の演出家であった。昭和五年(1930)年生れというから、今年86歳になる。お元気そうで、ひと安心。
元青年座・桐朋学園演劇科出身の土師孝也さんが出演しているので、今日会うことが出来た。帰りは、駅のそばの喫茶店で話す。今まで、先生とふたりで長話をした事はなかったような気がする。
演劇科三年目の専攻科の試演会は、石澤秀二演出・別役実作「あーぶくたった、にいたった」だった。文学座アトリエで初演されたばかりの芝居だった。今日先生に確かめたら、舞台装置の電信柱を文学座から借りたのに間違いなかった。
同期のオショウの言葉だったか、「役は取るものだ。みんな演出家に電話をかけて取るんだ」というのに乗せられて、初めて先生に電話してやりたい役に立候補した。今日その話しをしたら、先生は覚えていなかったが、めでたく役がついた。その後そんな事をした覚えはない。多分?
その稽古で不思議なことが起こった。先生が来て立ち稽古になった時、目の前全面にダリの画が現われたのである。あのぐにゃりとしたような画ではなかった。その画を見ながら台詞を言い続けた。そのシーンは幕開きの、金屏風の前で花嫁花婿が話しているというところである。少し前に、西武美術館でダリ展を見ていたが、その画は記憶がなく、ふたたび見に行ってみたが目を引くような画ではなかった。もう一度起こらないかと、その画をイメージしながらやってみたが、何度かあったかなかったか。見ている人も、先生も当然そんな事は分らないのだが、面白い現象だった。土色の地面が描かれているような画だったと記憶している。

先生の奥さまは、劇作家の石澤富子さんである。「琵琶伝」という戯曲集が出ていて、以前から持っていた。「琵琶伝」は琵琶法師が出て来るので、1期生のマサフミさんから勧められた事もあるが、出演者も多く、劇団や演劇グループに所属していないわたしには無理な話と思っていた。何度か読みかけたことはあるが、読了したのか疑問であった。
今日は先生と、その「琵琶伝」の話しになった。本には未上演となっているが、観世寿夫さんの冥の会で、話しを短縮し出演者も少なくしてやった事があるという。
話しているうち先生は、戯曲を短くして琵琶の語り物にして、ひとりでやったらどうかと言われた。予想もしていなかったので驚くと同時に、なんと嬉しい(恐ろしい)事かと思った。手伝ってくれるとも言ってくれた。
帰って「琵琶伝」を読む。これは大変!やはり未読だったようだ。
唸っている。一度読んだだけでは、まったく手が出ない。調べる事も多そうだ。言葉はすばらしい。いい台詞がいっぱいある。凄い人だったのだな、石澤富子さんは。
今日芝居を観に行って良かったと、つくづく思った。土師さんに感謝。
しかし、またまた嬉しい悲鳴をあげることになった。
う〜ん。まず、寝よう。
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# by miminashibiwa | 2016-01-29 02:22 | 耳ざわり通信