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琵琶法師の毛づくろい
by miminashibiwa

60th birthday 1〜2

まだ誕生日ではないが、すでに二度の誕生会を開いてもらった。
これは私の生涯中初めてのことではないだろうか。そんなことない、そんなことない!

*一回目 7月4日(木)京都。
京都の友人吉田が、誕生日を祝ってくれるというのでバス旅行。
夜行バスは眠れないと辛いので、朝出発して夕方着くのにした。

高校の修学旅行以来の東京〜京都バス旅行。
あの時は、前の日に同級生数人と楽器店を巡っているうち、宿の集合時間に遅れてしまった。
私は新しい5弦バンジョーが欲しかったが、バンドとしてはウッドベースが必要だった。
本郷の旅館だったろう。最後は後楽園のチャキ楽器店(ウッドベースの店だったが、バンジョーも置いたあった)にいたはずなので、今なら近いことが分るが、当時土地勘は全くなく、なぜかタクシーに乗るというアタマも働かなかった。大汗かいて走って行くも時すでに遅し、玄関には担任の櫛田先生が待ち構えていた。
翌日の京都でのクラス全員の自由行動は中止。これには参った。たしかにそういう決まりだったが、みんな怒っていたろうな。予定も組んでいただろう、二度と京都に行っていない人もいるだろう。今更ながら、ここで謝っておきたい。申し訳ありませんでした。ホントにごめん。
もう一日あった京都自由行動日に、中古ウッドベース買いました。

で、今回のバス旅行は正解だった。
秋の一人芝居の台詞がなかなか覚えられなかったが、片道7時間少々のバスでは寝るか覚えるかしかなく、これはずいぶん進んだ。それにしても、降りた京都は暑かった。
この夜は、以前から行きたかった居酒屋「赤垣屋」。ずいぶん古い、いい感じの店だった。
酒はすいすいすすむし、肴はうまい。客の酔態もいいツマミになった。

翌日は大原三千院。今日も暑い、湿気でべとべと。
ぜんぜん仏像を見ようとしない私に、吉田は何しに来たかとあきれ顔。
お湯に入り、四条烏丸に戻り、祇園の観光客が舞妓さん芸妓さんに群がるのをかき分けかき分け、「ザ ソウドウ 東山 京都」へ。いい雰囲気のお店で御馳走になる。
日本画家、竹内栖鳳の私邸兼アトリエがレストランになっている。
帰りは庭を散歩して、八坂神社を参拝して帰る。
何度か京都に来ているが、初めて行く所ばかりの一日。祇園に行ったことなかったとは !?

せっかく来たのでもう一日遊ぶ。暑いなんてもんじゃない。何だこれは、息が出来ない。
錦市場で鱧を買い、自転車借りて「赤垣屋」近くの酒屋で富山の酒「羽根屋」購入。
昨日、大原へ行くときバスの窓から見えた酒屋の暖簾が、旨い酒あるよと言っていたのだ。
いっぱいあった、美味しいのが。鱧しゃぶで一杯。満腹、満足、遊んだ遊んだ誕生会その1。

*二回目誕生会 7月15日(月)青葉台。
朝から朗読教室。
魔女の台詞は面白い。三人は生き生きと叫ぶ!「きれいは汚い。汚いはきれい」。
突然来られぬ人、終わって帰る人、食事に行く人、昼から来る人ありで夕方終了。
秋の発表会に向けて、それぞれの演目がほぼ決まって来た。
帰りにみんなで行ったイタリアレストランで、突然予期せぬ私の誕生会が始まる。
エ〜ッ?聞いてないよ。お店からも皿に「60才おめでとう」と書いたデザートが出る。
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ちょっと暗めがいいでしょ。
朗読教室の綿々の寄せ書きに、1900年代初頭のバカラをいただく。
バカラで呑んだスパークリングや赤ワイン、美味しゅうございました。
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みなさんありがとうございます。わいわい楽しく飲んで、楽しく食べて、誕生会その2。
by miminashibiwa | 2013-07-14 01:44 | 耳ざわり通信