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琵琶法師の毛づくろい
by miminashibiwa

井上ひさしさんのお別れ会


7月1日、日比谷、東京会館。「井上ひさしさん お別れの会」

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この日の東京は暑かった。
前日、前々日と北海道の小樽市能楽堂でリハーサルをしていた。
詳しくは「おたる遊幻夜会」をご覧下さい。

小樽から帰り、慌ただしく日比谷へ。
5時半前に東京会館に到着。暑い、暑い。
1階の受付で辻萬長さんに会う。ローズルームへ。ここも人人人。
受付で、「The 座」でお世話になった原田さんが来ている人の情報をくれる。
「決定版・十一ぴきのネコ」でお世話になった金田さんとご夫人。
こまつ座をやめて18年になるという。年賀状だけの付き合いになっていたので、
再会はとても嬉しかった。

会場はものすごい数の人だった。翌日の新聞では、1200人だったとか。
中に入っても知り合いが見つからない。出版関係の方なのか、年配の方が多く見受けられた。祭壇のところには、井上さんの全作品?が並べられていた。

「十一ぴきのネコ」の仲間、坂元、たかお、仲、宮川、高山、永江、演出の高瀬もいた。
「小林一茶」の三田さん、清水、歌唱指導の宮本先生、。蜷川組の面々、いとかず。
舞台スタッフの皆さん、編集、カメラマンの方、、、懐かしい。

「、、、ものみなすべてゴミになる、これがこの世のまことのすがた。
、、、新しいもの、うつくしいもの、すばらしいもの、あらゆるものがゴミになる。
それが世界のありのままのすがた。ただし、ただひとつの例外は、時間じゃ。
、、、こうしてみんなでたのしくすごしている時間、
このひとときだけはゴミにはならない。
このひとときは、きらきらと輝く宝石になり、やがて天高くのぼって星になる」
(決定版 十一ぴきのネコ)
この台詞を語ったにゃん作老人、草薙幸二郎さんも今は星になった。
今頃、井上ひさしさんと語り明かし、光り輝いているのだろう。

坂元、高山、宮川の三人と日比谷に流れ、楽しかった宝石のような時間を思い出していた。至福の時間、かけがえのない贅沢な時間をいただいたことに感謝していた。

残念だったのは、都ちゃん、高林、すまさんに会えなかったこと。


合掌。
by miminashibiwa | 2010-07-05 01:17 | 耳ざわり通信