琵琶法師の毛づくろい


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遠き橋懸り、その24。


8月16日(日)、千秋楽。
結局眠れず。睡眠誘導剤は用意したが、とうとう使わずじまい。
中学時代からの友人、堺君が昨日観たよと連絡が。
二幕は観ずに帰ったというが、二幕の台詞の中に出てきた「天職だな」のセリフが私に。

今日は片付けがあるので早めに楽屋入り。
舞台で稽古していたら、洋装の帽子を被った艶やかな女性が二階から会釈してくれた。
昨日の梅嘉姉さんを洋装にしたような艶やかさ。観てくれたのかな?

今日は気持ちのいい舞台だった。曇りで客席も暗く、落ち着いて演じられた。
危惧していた高島の花火も、幕末の戦の場にぴったりハマったようだ。
口も回り、台詞もほぼ間違いなく出たと思う。この静けさが癖になりそう。

一番前に座っていた梅嘉姉さんや藤間流の先生など数人がスタンディングオベイション。
幼なじみの「ゆき」さんも、二階からお姉さんと手を振ってくれた。

長野県の松本からは、泉澤みのりさんが浴衣姿で駆けつけてくれました。

打ち上げ。朝3時まで。大盛況!梅嘉姉さんも最後までありがとうございました。

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出演者のみなさん、スタッフのみなさん、能楽堂へお運びいただいた方々、
宣伝してくれたみなさん、来られなかったけれど応援してくれた人達、
長い間見守ってくれていた方々、ありがとうございました。
こんなに多くの人に喜んでもらえたのは初めてです。
役者冥利に尽きる日々を送らせていただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
今後とも、永らくのおつきあいお願いします。
この催し、あと7年も続くかもしれません。
毎年、元気でお会いしたいと思っています。
どうぞ、お身体大切にお過ごし下さい。
また来年、お会いしましょう!



[続く、、、?]
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by miminashibiwa | 2009-08-30 21:05 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り、その23。


8月15日(土)、本番二日目(中日)。
眠れず。
昼までゴロゴロして、体調は良好。観てくれた数人に電話。
台詞さらいながら「櫻坂」へ。満席で「なまらや」のランチ。
散歩では台詞がすらすら出る。

衣装を着けると湿気があり、生暖かいベトベトした日だ。
本番が近づくと生欠伸が出始める。リラックスしているのか、脳に酸素が足りないのか?
今日は天気がよく、7時になっても暗くならない。湿気で、団扇を使う人が多い。
本番が始まる。
二日目は、「二日落ち」と言って芝居が落ちることが多い。
演出家始め皆気にしていたが、昼の体調の良さも、すらすら出た散歩時の台詞も、
本番では逆に出た。脳に酸素が足りない。台詞が出てこない。疲れて口が回らない。
なかなか恐ろしいことになった。暗くなり、資次郎の場になると落ち着いた。
二幕は活を入れ、口が回らないもののなんとかやりおおす。

不思議なことに今日の方がお客さまの反応が良かったとか。
生まれ育った浦河町から、太田御夫妻が来てくれたので皆と食事に。
本日「らく天」。

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       右から作家蜂谷涼さん、ひとりおいて梅嘉姉さん。
何と何と、京都上七軒の芸妓、梅嘉姉さんが現れた。
蜂谷涼さんの小説にも実名で登場する梅嘉姉さんは艶やかだった。
みんな思わず見とれてしまった!まわりの者がはじき飛ばされてしまうオーラが!1
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by miminashibiwa | 2009-08-30 20:27 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り、その22。


8月14日(金)、おたる遊幻夜会「遠き橋懸り」初日。
今日も眠れず。
朝、長崎県島原の早稲田さんから、初日お目出度うの電話をいただく。
思えば昨年、小樽市能楽堂で「耳なし芳一」の話を届けてくれたのは、
他ならぬ島原の早稲田さんであった。

市民会館の「櫻坂」で食事。人気の店だ。カツ丼ともりそば大盛り。
食べ過ぎ。ぼーっとしてホテルに帰る。

ホテルの出がけに声をかけられる。
浦河第一中学校で3年間担任だった、橋本晋先生だった。
奥様と観に来て下さり、同じホテルに泊まっているという。ありがとうございました。

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        中学の担任、橋本先生と。

能楽堂に行くと、お花やお酒が届いていた。

7時、本番。今日は雨が降っていないので、白州に座席がつくられた。本日満員御礼。
客席からは暖かい空気が流れ、それが伝わり、演じていて心地よいものとなった。
気負いも緊張もさほどなく、能舞台の力もあって落ち着いて立っていられた。
後座の札響の演奏が入ってくるとホッとするし、台詞を忘れても後見が控えているので
教えてもらえると思うと気が楽になった(嘘です)。
この、シンとした緊張が何ともたまらない。脇正面の白州に席が出来たので、
ついそっちにサービスしてしまい舞台監督のマコチャンに怒られる。

終了後、楽屋に友人知人、親戚がたくさん来てくれた。ありがとうございました。
ポロナイクリニックの高塚先生には「こうなると思っていたでしょう?」と言われる。
どうなると思っていたのだろう?

「なまらや」で食事。初日パーティー。

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      弘前の後藤夫妻、札幌の平泉先生ありがとうございました。

そっと帰った方もありがとうございました。

北海道新聞全道版一面に昨日のゲネの写真が大きく載りました。
夕方HBCテレビに、昨日のゲネとインタヴューが映ったそうです。
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by miminashibiwa | 2009-08-30 19:29 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り、その21。


8月13日(木)、おたる遊幻夜会「遠き橋懸り」公開ゲネプロ。
夕べはあまり眠れなかった。
昨夜、実行委員の菊池さんが部屋に入れてくれた加湿器をつけて寝る。

昨日の解決策を探るべく、台詞をさらいながら散歩していたら突然「なまらや」現る。
珈琲を一杯。
ホテルに戻り横になる。原因が分かったが、台詞が出てくるかどうかは?

能楽堂へ。
今日のゲネプロは、小樽市長やマスコミ関係者、後援してくれた人達の招待日。
実行委員の人達にとっては今日が一番緊張する日だ。200人余りが来てくれた。
HBCテレビや北海道新聞のカメラが入るが、本番中のカメラの移動は止めてもらう。
喋っているだけなので、気がそれると話が分からなくなると困るので。
みなさん快く承諾してくれた。

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7時、ゲネプロ。雨。
シーンとしていた。勿論、お客さんの前で2時間以上喋るので、時々台詞が分らなくなる。
出てこないのでうろうろ歩き、後見のマコチャンに秋波を送るが見てくれない。
休憩時間にマコチャンに言うと、あの辺は稽古で思い出していたので、
自分でなんとかするだろうと思いました、と。 舞台の上の役者は孤独だ。

二幕の、昨日分らなくなっていたところも無事通過。
シンとした舞台は気持ちのいいものだった。
軒から垂れる雨だれもライトに照らされ風情があった。
後座で演奏している札響の人達には、時々台詞を飛ばして慌てさせたようだが無事終了。

終了後は、HBCテレビのインタビューと、北海道新聞の為の写真撮影。

スタッフの方々には、本当に細かく気を使っていただき、こんな楽な現場はない。
本日の食事は「酔心」。う〜、日本酒飲みたい!
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by miminashibiwa | 2009-08-30 18:48 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り、その20。


8月12日(水)、稽古。
二日酔い。朝方、化粧室でグラスを床に落とし粉々に。
トイレもシャワーも、洗面も出来ず能楽堂へ。
10時に着いたが、掃除、スタッフのセッティングで稽古にならない。

作曲の浅野さんが、書き直してきた新譜を演奏者に配っている。
楽譜が長くて譜面台に乗らないな〜なんて言ってる。
大変そうに見えないのが音楽家の凄いところ。役者なら困っちゃうな〜。

新しい曲と合わせながら稽古するかと思ったら、何とこの日は二度通した。
2時間以上の独り語りですよ。明日の夜は、公開稽古、本番と同じですゼ。

後日、演出の十島さんは「伊藤さんがやると言うから」と、皆に言ってましたが、
そんなことは絶対言いません。言うはずがない。まだ酒が残っていたしね。
マコチャンもビックリしてたじゃないですか。
この日は、二回とも同じところで台詞が分らなくなり、後見のマコチャンに聞く。
ウーン、舞台でやらないと分らないことがあるのです。
解決策は翌日に持ち越し、本日はイタリアンの「ニューポート」で食事。

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       右から弟分の吉岡君、立花さん、マコチャン、十島さん、私。

今日からお酒の管理が厳しくなりました。ワインが美味そう、、、。(涙)
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by miminashibiwa | 2009-08-30 18:07 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り、その19。


8月11日(火)、小樽。
朝5時過ぎ、震度4の地震で目覚める。
日曜にあった震度4の地震で落ちた掛け時計がやっぱり落ちてきて無事キャッチ。
電車の遅れを気にしつつ羽田空港。十島さんマコチャンと一路北海道。

千歳空港には、今回もまた、作家(蜂谷涼さん)自ら迎えにきてくれた。
6月の稽古でも泊まった「オーセントホテル小樽」へ。
そして夕べには、あの美味しい「伊勢鮨」さんへ。蜂谷さんご馳走さま!
呑んじゃいけないと思いながらも、この肴を酒なしで食べては失礼だ、可哀相だと
訳の分からない理屈を付けながら呑みすすむ。ああ、明日大丈夫か?

初日の食事をすることになった「なまらや」へ。6月は来れなかったので、やっと。
既にだいぶ酔い、よせばいいのにもう一軒。マコチャンに叱られつつ帰る。本日終了。
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by miminashibiwa | 2009-08-30 17:37 | 遠き橋懸り

遠き橋懸り その18


初日。
松本の清水さん、泉澤さん、富山の万里摩理さん、苫小牧の目代さん、江別の麻古斗君、
小樽の游心庵さん、札幌のやぎやさん、弘前の後藤夫妻、
お花やお酒、差し入れありがとうございます。

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           初日パーティの”なまらや”
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by miminashibiwa | 2009-08-15 14:10 | 遠き橋懸り

 遠き橋懸り その17


8月5日(水)、最終稽古。
とうとう、東京での最後の稽古となってしまいました。
演出の十島さん、舞台監督の新見さん、プロデューサの吉岡さんが集まり、
着物の砧屋さんが最後の衣装を届けて下さったので、そのまま稽古を観ていただいた。
「芝居は、やっぱり生なんですね。話がどうなっていくのかと聴き入っていました。
本番の無事成功を祈ります。」と、砧屋さん。今回はお世話になりました。
稽古は、前回変更になったところの台詞が出てこなかった。
終わってから、もう一カ所変更したいと十島さん。
ああ来たか。こんなことになるんじゃないかと危惧していたが、
やはりそうきたか。あとは小樽に行ってから。

演出の十島さんは、ご自分の芝居「銃口」の最終公演が控え、
舞台監督兼演出助手の新見さんも、秋の芝居の手伝いが入り忙しい。
これは初めから分かっていたので、6月の小樽市能楽堂での稽古に合わせて
作っていたのです。
さて私一人、変更箇所を身体に入れるべくぶつぶつ台詞の稽古。
いよいよ、おたる遊幻夜会「遠き橋懸り」が始まります。
お盆で来られない方も沢山いらっしゃいますが、
今月の14、15、16日7時からご都合のつくかたは、
是非とも小樽市能楽堂へお越し下さい。
今まで見た事のない出来事に立ち会うことになるでしょう。
なんだかワクワクしています。
11日から小樽に入り、演奏者の皆さんと最後の音合わせ。
もしかしたら、新しい曲が出来ているかもしれません。
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by miminashibiwa | 2009-08-07 18:02 | 遠き橋懸り