琵琶法師の毛づくろい


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グルジア*ミラクル


   2007年1月〜2月グルジアへの旅 その6

2月6日(火)小雨
ホテルの朝食で、この日始めて他の客と一緒になる。ずっと私達二人だった。
男性二人。もう一人分の用意もあった。つぶつぶの雑穀がまた出て喜ぶ。
石田と、新聞に載っていたフェルトギャラリーを探す。
何度か人に聞いて行くが、とうとう辿り着けず。住所は近いのだが駄目だった。

AVLABARI駅裏の薬局で、ノドの薬を買う。乾燥と排気ガスにやられてしまった。
雨が少ない。のど飴だが、前回はバラで出てきたのを、今日は5パックまとめ買い。
グルジア語とロシア語で書かれていたが、よく見るとドイツ製だった。

メトロ改札で学生と待ち合わせ。この駅はオッサン達が大勢たむろしているのだが、
その一人が迷った末近づいてきて、時間を何度も聞き、口に物を入れる仕草をする。
これは、なんか喰わなくていいのか、腹へってないかと聞いているようだった。
御馳走してくれるつもりだったのか?もう一人来て、キルギスか?と聞かれる。

そのうち、学生のジャバ君とエカちゃんが現れる。おじさん不審そうに退場。
近くのレストランで、お茶とハチャプリ。エカちゃんの知り合いの店らしく、
昨日来られなかったお詫びにと、御馳走になってしまう。美味しいハチャプリだった。

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この日は人形劇を見に行く予約を入れていて、ハチャプリはすぐに出来ないので、
諦めて出ようというのだが、学生達は大丈夫と言う。
こちらとしては、一度日にちを変更してもらった手前遅れたくないのだが、学生達は涼しい顔。グルジア時間というのがあるそうで、ジャバ君が電話で30分遅らせてくれた。

Gary Davtyan's Houseというのがその劇場で、自宅で人形劇を見せている。
客は私達だけ。ここは全くの別世界。グルジアの町にこんな場所があるなんて、、、
家の中は、亡くなった人形作家の旦那さんの人形が飾られ、舞台装置が出来ている。

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音響・照明設備もあり、音楽が鳴ると笛の男が動き出す。奥さんが殆ど一人で操るのだが、途中息子と娘も加わった。これは相当レベルが高い。人形がいい、顔がまたいい。
酔っぱらった友達にそっくりのや、歌手などいろいろ出てくるが、うまい、面白い、凄い。何編見せてくれたろう、、、お茶になり、私が琵琶を弾いている写真を見せると曲を聞きたいと言われ、iPodでFMラジオに飛ばし聞いてもらった。鶴田錦史の歌なしの曲にあわせ演じた時に見た光景は、芥川の「羅生門」の雨やみを待つ下人の姿だった。思わず背中に戦慄が走る。凄いものをみてしまった。

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楽しい曲もと言われ、さのさや日本の曲を流すと人形を変えながら動かしてくれた。
お茶にフルーツ、お菓子、チョコレートまで出て、手を付けるのがはばかられた。
小さなお土産人形も学生共々いただき、その上お茶代も観劇代も取らないという。
それは困ると言っても取ってくれず、せめてお茶代だけでもと言うと、お客さまからお茶代は取れないという。エカちゃんもいいんですと言うしどうすればいいんだ、、、。

帰り際、「実は10年程前日本人の監督と大きなロシア人のカメラマンが来て旦那さんのドキュメントを撮って行った。旦那さんの生きていたときの映像がみたいので探して欲しい」と頼まれる。ドキュメンタリーに関わっていた友達を思い出し引受ける。

この人形劇といい、先日稽古をみた影絵といい、日本で公演できたらどんなにいいだろうと思う。影絵は一度日本公演をしていて、その上演に感動した人は大勢いたと聞く。
一緒に行った石田も、長野県の飯田市でみて感動したそうだ。

別れを告げ、学生達とタクシーでテオの住むアパートへ。テオは、元ジャーナリストの父とムービーカメラマンの母と一緒に暮らしている。父のパーダさんは53歳というから私と一緒だ。切手のデザインをし、詩を作り本を書き、自宅に私設図書館も開く才人。歌舞伎役者の歌右衛門がトビリシに来たとき、インタヴューをしたそうで、彼のグルジア文字で書かれた名刺を見せてくれた。
自分の詩を読んでくれたので、テオが好きな芥川龍之介の羅生門をお返しに読んだ。
美人の母ニイノさんはTV局でカメラマンをしている。今のグルジアは映画を撮れる状況にないそうだ。映画学校は、いくつかあるようだが、やっているのだろうか?

ニイノのお母さんが作ったワインが振る舞われた。ブラックワインと呼ばれていた。
いっぱい出てきて注ぎ足してくれる。やがてハチャプリが出るが、これも初めての味でとても美味しい。お婆ちゃん直伝とか、、、。チョコレート、葡萄、オレンジが出る。

朝食で食べた雑穀はグレッチェハと言ったか?蕎麦の実か?胡麻は皆知らなかった。

すっかり出来上がり,ジョージア珈琲が出る。グルジアは英語でGEOGIAと書くので、
ジョージアと呼ばれる。珈琲はドロドロのトルコ珈琲なのだが、お隣のトルコとは色々あるのだろう。以前ギリシャでもトルコ珈琲が出て、そう言うとギリシャ珈琲だと直されたのを思い出した。歴史などがそうさせているのだろう。
クルミと蜂蜜のデザートがついてきた。グルジアではどちらもよく食べる。

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楽しくお喋りするうちに9時を過ぎてしまう。エカちゃん、ジャバ君と別れを惜しみ、
パーダさんテオさん父娘に、タクシーでホテルまで送ってもらう。
何と贅沢な楽しい一日、こんな事があっていいのかという日々だ。

洗濯してTVを見ていたら、コーカサスの古いミュージックフィルムが流れた。
見た事のない楽器を弾き、歌う人々。写りは悪いが思わず見入ってしまった。
このDVDが手に入らないものだろうか、、、欲しい、、、結構長い番組だった。
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by miminashibiwa | 2008-03-19 18:12 | ハチャプリ商会