琵琶法師の毛づくろい


by miminashibiwa

プロフィールを見る
画像一覧

お知らせ

カテゴリ

表紙
はや耳NEWS
プロフィール
耳ざわり通信
ガリバーウエファース
琵琶との出会い
耳なし芳一
おたる遊幻夜会
遠き橋懸り
ハチャプリ商会
メール

フォロー中のブログ

最新のコメント

Kouさん、ありがとうご..
by miminashibiwa at 02:25
 北の大地に歴史を感じる..
by 太田 節子 at 11:00
耳なし芳一さんこんにちわ..
by 宮原早百合 at 11:36
6月20日は、私たちおむ..
by おむすび at 08:13
こちらこそ、ありがとうご..
by miminashibiwa at 21:45

ファン

ブログジャンル

画像一覧

あさゆ

2016年5月19日(木)
夕べ入れなかった温泉に、朝8時に入りに行く。もうろうとしている。

それで思い出したのが、奥尻島での「おろしや国粋夢譚」ロケのこと。
1991年9月の2週間ほど、町から離れた温泉付きの国民宿舎が私達の宿だった。
着いて2〜3日は、深夜、海岸で船の遭難シーンを撮った。連日、日をまたいでの撮影だった。
大扇風機数台から雨風を浴び、船をクレーンで吊って揺らし、数台のタンクに溜められた大量の海水が滑り台から叩き付けてくる。
私達は布団や俵などを海に投げ捨てたりしながら、海に落ちないようにしていた。
船底に落ちてプカプカ浮いていた人は三谷さんだったか?
タンクから滑り落ちて来る海水をマトモに飲んでしまい、吐いていたのは沖田くんか?
休憩になると衣装の着物を脱水機にかけ、毛布にくるまってバス待機。
再開すると冷たい着物を着て、水をかけられて濡れ鼠になり、また俵や布団を投げる。
北海道の9月の夜は、寒かった。
その日の撮影が終わると、体育館に積まれたカレー味のビッグ・カップヌードルとなにかが配られたが、初めて見たビッグサイズは本当に大きく感じた。

そうそう、温泉を忘れてはいけない。
深夜の撮影が撮り終わると、朝6時にスタッフがスケジュールを伝えに来るようになった。
「今日、撮影中止です」と言いに来る日が続いた。天気がよくて、昼間の遭難シーンが撮れないのだ。
私達は顔を洗うために朝から温泉に入り、からだを洗う。なんという贅沢。
朝食は、今朝獲れたばかりのイカの刺身や魚などが出る。
監督や緒形拳さんなどメインスタッフは新しいホテル泊なのだが、食事が地の物が食べられず、よくいろんな民宿を訪ねて食べ歩いていた。
撮影がないので、海で泳いだり釣りをしたり山を散歩したり、地元の人たちとソフトボールの試合をして採れたての海産物を焼いてもらったりと、今では考えられないようなロケの時間を過ごして真っ黒に日焼けした。
あまり健康的すぎて、毎晩出るビール一本やスタッフの差し入れのウィスキーも手が出なくなり、新鮮な魚も余すようになって板さんを嘆かせた。
さすがにいつまでも撮影を休むわけに行かず、衣装を着てメイクをし、昼まで待機などしたが、結局中止になることが多かった。
もっとも海の荒れ具合によっては本当に遭難する恐れがあり、これも船頭さんの判断で中止になったりした。

すべて2年後に起きた北海道南西沖地震で、奥尻に大津波が来る前の平和なロケの日々の話しだ。

で、話しは2016年に戻る。
この日は、音更の菅原さんが迎えに来てくれて、帯広音鑑の事務所へ。
昨日、朗読を聞きに来てくれたスタッフの人たちと話しをさせてもらう。

菅原さん夫妻と、やはり前日の主催者の飯塚さん夫妻の四人に連れられ、上士幌の十勝しんむら牧場で牛など見ながら「牧場カレー・ワッフル付き」をいただく。このカレー、美味しかった。
続いてタイナイ高原牧場で雄大な景色を見せてもらう。なかなか晴れて見渡せる日はないそうだが、普段の行いが好いせいか見られましたよ。
d0134361_1195468.jpg
これだけ見ても無理か。行って、自分の目で見るのが一番。
途中で、いちめんの菜の花、いちめんの菜の花、いちめんの菜の花を見て、ああ、いちめんの菜の花とはこういうことかと目の当たりにした。

この日は、上士幌から旭川までバス移動。
三国峠を通るバスで、層雲峡や糠平温泉など見ながら走る。
川は雪解け水が勢いよく流れている。倒木や倒壊家屋など、寂しい景色も沁みる。
[PR]
by miminashibiwa | 2016-06-20 02:07 | 耳ざわり通信