琵琶法師の毛づくろい


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わたしの成人式

1月10日(土)
今年ももう、10日も経ってしまった。
来週の土曜日に本番の芝居の稽古は続いているが、なかなか皆んなそろわない。
と思ったら、月曜は成人式ではないか。
以前も書いたことがあるかもしれないと思いつつ、私の成人式の日はというと。

40年以上前のその日、わたしはアルバイト先の喫茶店にいた。
新宿歌舞伎町にあったテレフォン喫茶「マジソン」。
テーブルごとに電話がついていて、外に電話がかけられるようになっていた。
携帯のない時代に待ち合わせや仕事などに大変便利だったし、選挙の時は一日中かけ続ける客が何組もいたりした。番号を覚え、店の中で他の席にナンパ電話してる客もいた。

私はオープン前から系列の店、池袋のイタリアンレストラン「ボルサリーノ」と喫茶店「マジソン」が一緒になっていた店のカウンターでバイトをしていて、新宿の店を作るにあたりチーフに連れられて新宿に行った。1973年当時のお金で三千万で内装を変えたといっていた。
前の店がレーシングカーが吊ってあるような店で、座席もクルマのシートを使っていた。
新しく出来た「マジソン」は明るく開放的な店だった。場所がら混む店で色々な人が来ていたが、のちに二度この人を描いたテレビドラマに出る事になる、淡谷のり子さんが上の階のクラブで歌う時に来て、私の作ったミックスジュースを何度か飲んだ。いつも半分ちかく残したので、不味かったのかと心配して残りの味を確かめたこともあったなあ。
新宿のお客さんは待つのが嫌いで、珈琲を出すのが少し遅れるだけでも帰ってしまう。

で成人式だが、二十歳になる年もなった年もどこからもなにも成人式の連絡がなく、突然アルバイトしているケーツー観光から黒のベルトが届けられた。
この頃はカウンターでチーフのすぐ下で働いていたのでNo.2のような立場だった。
ほかのアルバイトは、私が二十三四歳と思っていたようで、「えっ、伊藤さん二十歳なの?」と驚かれたのを覚えている。老けて見えたのか、威張って見えたか。
鈴木信太郎の「悪の華」(ボードレール)の訳はいいから読んでくださいと言っていた明治の学生、ジュネの事を教えてくれた女性(当時、サルトルの『聖ジュネ』と同一人物と思っていなかった)、辞めるとき「三太郎の日記」を読んで欲しいと「続・三太郎の日記」をプレゼントしてくれたひと。包丁を振り回して暴れた奴もいたし、いろんなひとがいたな。
しかし鈴木信太郎訳の「悪の華」は読んでないし(堀口大学訳は持ってます)、ジュネの戯曲は読んだり芝居を観たりしたが、自分では演じていない。「聖ジュネ」も持っていたが、途中で投げ出した。「続・三太郎の日記」も読んでない。なんというひとの好意を無にする奴だったのだろう。
今からでもやり直すか?せめて本くらいは読めるだろうか?

成人式をしていないという事は、大人になっていないという事か?
そうだろうな、なりばかりは老人になりつつあるが、大人にはなれなかった!
いったいその日はなにを考えたのだろう?そこから先きが思い出せない。
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by miminashibiwa | 2015-01-11 02:36 | 耳ざわり通信