琵琶法師の毛づくろい


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北海道 朗読ライブ旅⑪。ああ、今日も体を洗えなかった。

8月9日(土)苫小牧〜小樽、あとりゑクレール
「宮澤賢治」と「加藤多一」の作品を読む、北海道での朗読ライブ最終日。

眠かった。疲れてる。起きたくなかった。
仕方なく8時半起きる。10時09分の列車で小樽に向かう。苫小牧で駅弁を買う。
むかしは、苫小牧と言えば「チップ寿司」だった。しかし最近苫小牧と言えばホッキ。
なぜかホッキが有名になった。そうなればやはりここは「ほっきめし」だろう。
ここで私は失敗をした。すぐ食べれば良かったのだ。人が少ないうちに。
その後どんどん乗客が増え、とても弁当を開くような状況にならなかった。
札幌を過ぎてもまだ駄目、ほとんど小樽に近付いてやっと食べる事が出来た。
嬉しい裏切りは、「ほっきめし」が美味しかった事。ちょっと味が濃いが、旨い。

12時半、小樽到着。
今日は3時から朗読ライブなので、少々時間がある。
以前あとりゑクレールで「耳なし芳一」を呼んでもらった事があり、その時はタクシーで行った。今回は歩いて行けないかと思い、駅構内で観光案内をしていた人たちに行き方を聞いてみた。
梅が枝町はやはり歩く距離ではないらしく、バスでの行き方を聞くと、岩下さんという女性がバス停まで案内してくれた。あまり本数がないらしく、どこに行くのかと聞くので、あとりゑクレールだと言うと、岩下さんはよくそこに行くらしく、今日は朗読会があると教えてくれた。じつは私がその張本人だというと、とても驚いていた。面白い出会いだったが、観光案内の仕事で聞きに行けないと言われる。お仕事中、バス停までの案内ありがとうございました。今度は朗読を聞いてください、岩下さん。

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バスを降り、電話で聞いた聞いた道を行くと、電信柱の下にチラシが貼ってある。見えないかな?
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そうそう、坂の途中のこの家だ。猫のお出迎えがあるのかな?          
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アップで迫ってみました。
高橋明子さんのお出迎え。
読む場所を決め、「なまらや」から借りてもらった譜面台をセッティング。
注文の多い料理店の時計があるというので、後ろに掛けてもらう。

二階で休ませてもらい、着替えなどする。今日も暑い。猫が外を歩いている。
あとりゑクレールは、猫の事務所とも呼ばれている。社員もどうやら猫のようだ。
時間になり、みなさん集まる。
加藤多一さんの本も売られている。新作も二冊ばかり。
会場に入ると、「ホシコ」の作者の加藤多一さんや詩人の萩原貢さん、カメラウーマンの中島博美さん、彼女が連れて来た女子高生の顔などが見える。
朗読ライブ最終日ともなると、話す内容が決まって来る。
ここは今回の朗読ライブツアーで、一番手強いお客さんのいる会場と思われる。
だいたいギャラリーの主人が宮澤賢治のフアンである。その証拠には「猫の事務所」などと名乗っているではないか。小樽詩話会の詩人達も来ている。何より、作者自ら来ている。
詩話会の集まりで「ホシコ」を輪読した事もあるそうで、今回はプロの方がどう読むのか楽しみですとメールをいただいている。
今更読み方を変えるわけにも行かない。初めて読んだ時から読み方は変わっていないのだ。

前半は宮澤賢治。着物の方もいたが暑かっただろうな。
目が見ている文字を言葉に出来るのか、時々不安になりながら読む。
練習していない事も不安を醸す要素なのだろうと思うが、見ている文字を声に乗せて言葉にするのに、本番をやりながら大丈夫かと疑心暗鬼になる私。一瞬ですよ。
年を取ったせいなのだろう。これって結構とんでもない事のように思う瞬間があるのだ。

休憩時間に加藤多一さんが楽屋になっている二階に上がって来て、一緒にお茶する。
賢治の作品の思っていなかったところも見えたというような事を言っていた。
こちらも仕事で読まなければ、深くは読まないものだ。
若くして賢治の作品と出会ったり、深く付き合っている人が羨ましく思う。
私はまだ出会ってはいないだろう。

さて後半開始。
ちょっとお客さんの移動があり、みなさん私から距離を取った。
「ホシコ」読む。すすり泣く声も聞こえる。
終わって質疑応答となるが、誰も何も言わないので加藤多一さんと交代。
書かれてないところも伊藤哲哉は読む、いややはり書いてあるのだ、「ホシコ」はやっぱり名作だなどと言っている。私が読むとファンタジーにならない、生々しい現在の話しになる、などとも言っていたか。褒められているのだろう。
5分で挨拶をとの注文だったが、相変わらず長い話しになった。
原発の話しなども入り、なかなかいいトークだった。
「ホシコ」の後書きを聞いて欲しいと、長屋のり子さんが指名されて読んだ。
のり子さんは小樽詩話会のメンバーで、多一さんが言うように本当にいい声をしていた。
屋久島に住んだ詩人の、山尾三省さんの妹さんでもある。
前回の「耳なし芳一」の打上げで、先日亡くなったすまけいと一緒にラジオドラマに出たと聞いた。今回の打上げは、小樽詩話会の人しか残らなかったので、またのり子さんからすまさんとの文化学院での芝居やラジオドラマの事を聞かせてもらう。「天城越え」などの作詞で有名な吉岡実さんの脚本だったとか。一緒に芝居をしてたんだ。
この辺の話しは、私の思い込みがあるかも知れません。間違いのある場合は訂正する事があるかも?

長屋のり子さんは、何度も今日の朗読を褒めてくれた。忘れた頃に何度も。
萩原貢さんからも、書いていないところが見えて来るし、長い間(ま)の意味が次のフレーズを聞いた時によく分かって納得したと嬉しい感想が聞けて、ありがたい限り。

注文を付ける方がいた。文句は後でこっそり言って下さいと言っていたものだから、打上げまで我慢していたらしい。御自分でも朗読をしているようだ。
以前にも言われた事があるところで、こういう時の私は大人気ない。ちょっとした言い争いになる。これも又楽し。餓鬼だな〜。情けないな〜と思いつつ、酒をあおる。
でもそう読むと、ファンタジーになるんじゃない?身に迫らない、安全な話しに?
後で、私も考えてみたのです。結論は出てませんが。考えてみたのです。

この日は、赤のスパークリングワイン、ビール、ウィスキー。どんどん呑む。最終日だ。
あっ、明日バルザックを読まなくちゃならないんだった。もう今日は稽古出来ないし、明日も早くて出来ない。仕方ない、あきらめて今日は呑むぞ!

あとりゑクレールの高橋さんも長屋のり子さんも、明日札幌なら泊まっていけばと誘ってくれる。泊まるところはあると言ってくれたが、明日苫小牧の部屋に買い取り業者が入る事になったので、自分の荷物を片付けておかなければならなくなったのだ。

みなさん帰って、高橋明子さんと映画の話しを少し。映画が好きで、ここで上映会をしたいとか言っていた。もう少し話したかったが時間切れ。
結局最終で帰る事になった。
この列車が混んでいた。ずっと立ち席。疲れて着いたら24時。
水やヨーグルトなど買いながら帰る。飲屋街は賑わっている。若い人が出ている。

ああ、明日が思いやられる帰宅。
しかし、終わった。ちょっとホッとしている私。あ、片付けなくちゃ!
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by miminashibiwa | 2014-08-24 03:15 | 耳ざわり通信