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琵琶法師の毛づくろい
by miminashibiwa

一原有徳展

この1週間ほど、児童文学者の加藤多一さんと何度か会った。
一原有徳展_d0134361_22293646.jpg「一原有徳展」に誘われ市立小樽美術館に行くと、そこに詩人の萩原貢さん(左)が待っていた。
初めてお会いした方かと思ったら、2006年8月に小樽の「あとりゑ・クレール」で私の『耳なし芳一』を観てくれ、打上げで一緒にお酒まで呑んでいました。すみません。
「おかめひょっとこ」というお店で呑んだと教えていただきました。気になっていた店で、もう一度と思っていましたが、オーナーさんが変わってしまい現在はどうなっているか分からないとの事、残念。
「一原有徳展」は、凄かった。3.11の後でこの版画を観ると、地震と津波の後の世界、あるいは原発事故の後の誰もいなくなった世界にしか見えなくなってしまった。大きな作品に囲まれたコーナーは圧巻。

三人で、アルチザンでお茶を飲み、加藤さんと別れる。
萩原さんとロートレックでまたお茶。この店は落ち着いた雰囲気で、紅茶を美味しくいただきました。そんな店で傍若無人に大声で話してしまった。
場所をわきまえない無礼をお許しあれ。萩原さんとは、後日の酒席を約して別れる。
後で知ったのですが、萩原貢(みつぎ)さんは第3回小熊秀雄賞を受賞した詩人でした。
優しい顔の下に、きびしい姿勢が伺えました。3.11後、二人は何を書かれるのでしょう。

一原有徳展_d0134361_0453315.jpg

お腹の空いた私は、気になっていた「はれるや」でハムエッグ定食380円を食べご機嫌に!
by miminashibiwa | 2011-04-21 23:07 | 耳ざわり通信